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  • 執筆者の写真拓美

富士講

 かなり遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!


 2022年、壬寅(みずのえとら)の年です。この「壬(みずのえ)」は、10番まである十干の9番目に当たり、五行では水を示すそうです。

 

 このように数字と干支の組み合わせからなる十干十二支(じっかんじゅうにし)は、60通り……一周で還暦ということです。


 調べてみますと色々と興味深いことが書いてありますので、皆さんも是非、本年やご自分の十干十二支を調べてみてはいかがでしょうか?

 

 

 さて、今回は「富士講」について。「富士講」の「富士」は皆さんご存じの「富士山」。

 今月の御朱印にも、新年おめでたく富士山をあしらったお柄となっております。

 


 以前から境内に「『富士山遥拝所』を設けておりましたが、この遥拝所、ご参拝の方からもよくご質問を受けます。


 「遥拝(ようはい)」とは、遠くからお参りをすること。つまり、境内の富士山遥拝所からは、板橋にいながら富士山にお参りできるということですね!




 では、この遥拝所を設けることになった「富士講」とは何でしょう。一言で言ってしまいますと、富士山信仰、とでも言いましょうか。

 富士山が「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されたことは、皆さんも記憶に新しいかと思います。


 この「富士講」、調べてみますと、江戸時代に流行した民衆宗教であり、信者は富士山を信仰の対象とし、元気な方は富士山への登山を行っていたようです。


 山は古くから信仰の対象とされており、この富士講も山と密接な関わりを持つ修験道から派生したもののようです。



 一度は富士山、登ってみたいですね。まずは体力と気力作りからですが……(・_・;)


 富士講では、富士山に登ること以外にも、小さな富士山を模した塚を作り、それを信仰の対象にする他、中には簡単に登れるサイズの富士山を作る例も。これが各地にみられる【富士塚】と呼ばれるものです。


 この地域(旧上板橋村)にも、実は「山万講(やままんこう)」と呼ばれた富士講の一派が存在していたようです。

 天祖神社でも、以前整備していただいた遥拝所そばの杜にて、この富士講に関したモニュメントを作ろうという試みが浮上しております。続報、是非お待ちください!



 それでは、また次の記事でお会いしましょう(^^)/


 











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