「天祖神社歌占」が表彰を受けました。

この度、「令和六年度神道文化会」において、「天祖神社歌占プロジェクト」が表彰を受けました。このような栄誉ある機会をいただけたのも、これまでプロジェクトに関わってくださった多くの方々の支えがあってこそです。

いただいた表彰状です

　歌占とは、ときわ台天祖神社オリジナルのおみくじで、弓の弦に結ばれた短冊から一枚を引き、そこに記された和歌を通じて、神さまからのお告げをいただくというものです。

この占いの形式は、室町時代から江戸時代にかけて行われていた伝統的な方法を、現代のかたちでよみがえらせたものです。

一般的なおみくじに見られる「吉凶」や「願望」「学業」といった項目はなく、受け取った和歌の意味を、引いたご本人が自由に読み解いていくのが特徴です。現在、歌占に登場する神さまは二十三柱。いずれも、天祖神社とそのお末社、また兼務社である御嶽神社にお祀りされています。

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　歌占のご奉仕にあたっては、神職や巫女がそれぞれの神さまについてしっかりとご案内できるよう、日々学びを深めています。年末年始の奉仕者研修では、『古事記』『日本書紀』などの神話について学び、実際に歌占を引いて和歌の解釈について語り合うなど、心を込めて準備をしております。

歌占に登場する神さま(一部)

歌占を引きに来られる方はさまざまです。毎月欠かさず来られる方、悩みや迷いがあるときに心の拠り所として訪れてくださる方など、皆さまそれぞれの思いを胸に、神さまからのお告げを受け取られています。

ご奉仕のなかで、「引いた神さまのご神徳にまつわる出来事が現実に起こりました」「歌占のお告げをきっかけに新しいことに挑戦できました」といった、うれしいご報告をいただくことがあります。皆さまがそれぞれに神さまとの深いご縁や導きを感じてくださっていることに、ご奉仕している私たちも大きな喜びを感じています。

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今年のお正月からは、おみくじ専用の袋を奉製し、天祖神社オリジナルの「杜の香り」をお付けしてお渡ししています。和歌のお告げだけでなく、見た目や香りもあわせてお楽しみいただければ幸いです。

そして来年、令和八年には、「天祖神社歌占プロジェクト」は発足から十二年目を迎えます。お正月には、富士山遥拝所の神さまも新たに登場する予定です。ますます広がる神さまとのご縁を、どうぞお楽しみに。

皆さまもぜひ一度、神さまからの和歌のお告げを受け取ってみてはいかがでしょうか。新しい出会いや気付きがあるかもしれません。