ノリ子さんの思い出

突然のことではございますが、さる9月8日に先代の奥様、ノリ子さんの御霊が帰幽されました。
私が初めてこちら来たのは3年前のちょうど今の時期でしたので、お会いできた機会は少なかったと思います。しかし、神社にお見えになったときは様々なお話を聞かせて下さいました。
前につれづれでも書きましたが、
「私、ずっとここにお嫁に来たいと思っていたの。ほら、私の実家は和菓子を作っているから、神社でお祭りの時とかに使えるでしょう?」
「やっぱりね、思うことは大事よ。」
そうニコニコとお話するノリ子さんを思い出しては笑みが溢れます。
折り紙や和紙アートがお好きだったノリ子さん。
神社にはノリ子さんの作品が至る所に存在します。

そのためなのか、ふと、「あら、いいじゃないの」というノリ子さんの声が聞こえてくるような気がします。
神道では亡くなった人は神様となり、御先祖様たちと共に私たちを見守ってくれるといいますが、きっとノリ子さんも私たちを見守ってくれているでしょう。
