ここ数日、あの異様な暑さはなんだったのかと思うほど過ごしやすい日が続いていますね。気温差で体調を崩さないよう、みなさまお気をつけください。
さて、今回からは「人と杜ときわプロジェクト」に関して少しずつ紹介していこうと思います。
今回は「杜の再生・ダイモン復元プロジェクト」についてです。このプロジェクトは境内の井戸水を利用したせせらぎや水場を作り、鎮守の杜の保存と再生をすること、かつての神社の入口の復元を目指すプロジェクトです。
天祖神社境内実測位置図 天祖神社蔵
開拓が始まる前、戦後すぐの昭和24年ごろまでの境内の敷地は今の倍である3000坪ありました。参道も200mほどと長く、その入口(実測図右端)には大門と称されたえのみの木(榎)、1753年に建立された庚申塔があったといいます。実測図からこの辺りに入口があったのかな?と検討がつく方もいらっしゃるかも知れませんね。
当社が鎮座している「常盤台」という地名や、御朱印でお馴染みの大田南畝が著書である武江披砂に「神さびさり」と記したことから開拓以前の当社の杜の様子がなんとなく想像できるような気もします。
それから、当社境内の井戸水ですが実は既に利用されていたりするのです…
みなさまが参拝前にお清めされる手水舎の水は実は井戸水なんです。冬場に水が温かいとおっしゃる方も時折いらっしゃいますが、それはボイラーなどを使って温めているのではなく、井戸水ゆえの温かさなのです。
この井戸水、近頃は湧出量が増えてきているため、何かに利用できないかとプロジェクトの一つに組み込まれました。
杜の再生・ダイモン復元プロジェクトは人と杜ときわプロジェクトのホームページでも詳しく説明されていますのでこちらからも是非ご覧ください。
次回も引き続き、プロジェクトに関して紹介してまいりますので楽しみにして下さると幸いです。
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