社殿を見上げて/ご挨拶
- なぎさ
- 6月20日
- 読了時間: 2分
初めて社殿に足を踏み入れた時、天井が高いなとぼんやり思ったことを覚えています。
せせこましい都内で育った私には、悠長に場所を使う神社の建築様式がどこか非現実的に映ったのでしょう。数分前まで電車に揺られていたにもかかわらず、まるで異世界に迷い込んだような感覚でした。整然とした森の中に佇む建物が放つ静けさと冷たさは、今でも肌に残っています。
はじめまして。4月より天祖神社で奉仕させていただいております、なぎさと申します。
現在は境内に掲示するポスターやノベルティシールのデザイン、7月に開設される茶寮のメニュー表制作、Instagramの運営など神社内の美術に関する業務を中心にお手伝いしております。神社という視点から制作を行う経験は初めてで、日々試行錯誤の連続です。美術に携わる知人たちに仕事内容を話すと、「神社に関わるデザインなんて羨ましい・面白そう」と言われることもあります。私自身、本当に特別で貴重な経験を積ませていただいているのだと、その度に実感しています。
これまでの人生で神社との接点は決して多くありませんでした。しかし奉仕を始めてからは、出社のたびに新しい神社の一面を知ることができ、毎日に驚きと学びがあります。なかでも私は、神社の朝拝が好きです。慌ただしく過ぎていく日々の中で荘厳な本殿へ向かい、背筋を正して静かに頭を下げる。その瞬間は心に風が通るような感覚があります。本殿で深呼吸をすると、初めて天祖神社を訪れた日のことを思い出します。あの日と変わらない凛とした空気に触れるたび、自然と気が引き締まるのです。
未熟な立ち居振る舞いではありますが、日々精進してまいります。
最後に、密かに撮り溜めている境内のスナップを添えて、初回のご挨拶とさせていただきます。






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