今回は石神井川沿いの桜に関するプロジェクトについてご紹介いたします。
今は知る人も少なくなってきていますが、かつての石神井川沿い(栗原橋〜板橋区立上板橋第一中学校付近)には桜並木がありました。
桜は昭和9年に当時の東宮(現在の上皇陛下)の御降誕を祝い、上板橋村の人々が植樹したのだそうです。
また、ともに建てられた碑文には桜の植樹によってこの地が名勝となるよう願いが込められていました。
しかし、昭和30〜40年代頃、石神井川の氾濫を防ぐための護岸工事によって桜並木は姿を消してしまいました。
現在残るのは桜橋付近にある植樹当時の記念碑、「桜川」「桜橋」といった地名や橋、桜並木をみた人々の記憶のみとなっております。
護岸工事後、板橋区立上板橋第一中学校付近に植樹された桜の桜並木が今は名所として知られていますが、ソメイヨシノの寿命は50年程とのこと。かつての桜並木を蘇らせ、願わくば次の世代にこの風景を遺すことができたら…
そのような思いが込められたプロジェクトです。
「石神井川 花のトンネルプロジェクト」はこちら↓
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