お馴染みの…

私事ではございますが先日、五島美術館に「近代の日本画展」を観に行ってまいりました(会期終了)。
絵画はもちろんですが、軸の風帯や一文字の柄も見たことがないものがあり、ついつい観入ってしまいました。
しかし今回の本題は日本画ではなく、当社の御朱印でお馴染みのあの方です。
同時に展示されていた「蔦屋重三郎と江戸の戯作者」(こちらも会期終了)の目録に見覚えのある名前が…

南畝さんじゃないですか!
なんと南畝さんの手紙が展示されていたのです。
(もちろん展示されているなんて知らなかったです!仕込んでないです!!)
今回は1通のみ読むことができました。
本の貸し借りについて書いてありましたが、その冊数の多さに驚きました。文化人として知られ、狂歌で世の中を風刺し、批評もしていたという大田南畝。彼は紀行文である武江披砂にて当社の神仏混合の様子も風刺していますが、その読書量が文化人としての南畝を育てたのかもしれませんね。