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執筆者の写真拓美

「せいめい歌占」体験!

更新日:2022年2月15日

 2月6日15時半頃、天祖神社一同はどこかソワソワしておりました。

 それもそのはず、これから当社巫女が【成蹊大学文学部日本文学科ひらのゼミ祭2022】にて行われるオンライン「開運☆せいめい歌占」を体験することになっていたのです。 

 今回のオンラインゼミ祭は、「天祖神社歌占」でご協力いただいている平野多恵先生のゼミ生の皆さんによるもので、なんとオンラインで「せいめい歌占」を体験できるとのこと。私も当日に予約しようかと思っていましたが、時すでに遅しー満員御礼となっていたので、前日までに予約をしていた巫女が体験する様子を観察しておりました。


 時間になりますと、和風な曲が流れてきました!神職・巫女一同、興味深々です。まずは「開運☆せいめい歌占」について、ゼミ生の方がご説明下さいました。

 元は『せいめい歌占』という江戸時代に出版された書籍を元にした占いとのこと。こちらは成蹊大学所蔵の大変貴重な本とのことで、体験中の巫女の向かいで聞き耳を立てている私も、大変勉強になりました。

 しかし、ここで驚きの一言が!なんと、この『せいめい歌占』、全体的にかなり辛口と言うではありませんか!これには、これから占ってもらう巫女も私も戦々恐々です。とんでもないことを言われてしまったらどうしよう……


 心構えもそこそこに、説明が終わりますと早速占い開始です。占いはゼミ生の方と一対一、手厚い!最初に占いたいことを思い浮かべ、心を落ち着けましたら、「古の神の子どもの集まりて作りし占ぞ正しかりける」と呪歌を唱えます。そして、占い師のゼミ生の方に「お告げの和歌」と「和歌のたとえ」を選んでいただきます。その結果は……


○お告げの和歌

【いままでは雲の障りのありつるに 晴れゆく月のうれしさよただ】

(いままでは雲が視界を遮っていたけれど、空が晴れて月が見えるようになって、ただただ嬉しい)


○和歌のたとえ

【思ふこと遂げたるがごとし】

(思っていることをやり遂げたようなものだ)


 これは……かなり良い結果ではないでしょうか!?辛口との前評判を覆し、ベタ褒めです。きっとこれも占ってもらった巫女の日ごろの行いが良いからでしょうね!

 その後は和歌を元に、占い師の方が読み解きをして下さいました。ちなみに、巫女が占った内容は『習字が上手くなりたいことと、その心構え』だったようです。占った内容を占い師さんが和歌と照らし合わせて解説を行ってくださるのですが、それがとても丁寧でお上手なこと……不勉強な聞き耳巫女の私も「なるほど!」と向かいで唸っておりました。


 占い後は質問も受け付けていただき、気になったことなども詳しくお教えいただきました!楽しい上に興味深い、気がつくとあっという間に時間が過ぎておりました。

 

 これは予約しなかったことをとても後悔……また機会があれば今度は是非とも参加したいです。それまでに占ってもらいたいことを決めておかなくてはですね……!



 それでは、また次の記事でお会いしましょう(^^)/

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